「得する保健管理術」
平成11年7月23日「得する保険管理術」と題した研修会を福田会計事務所
2階研修室にて開催しました。講師に 大同生命保険相互会社岐阜支社課長
浅海 道一氏を招き、最近の保険業界の動向、生命保険の「転換」、確定拠出型年金「401K」の概要等を話していただきました。97年4月に日産生命、今年の6月に東邦生命が破綻し、保険業界は今、大きく揺れ動いています。これからは、保険会社及び保険商品の選択をす
る場合には各自が自己責任おいて冷静で的確な判断が必要となります。
何を基準に契約すべきか | |
今ほとんどの方が、生命保険や個人年金に加入していると思いますが、ただ保険料を支払うだけでその契約の内容をキチンと把握している方は、意外と少ないのではないでしょうか?生命保険といっても保障額(死亡保険金)、払込期間、契約時の年齢、特約(入院給付等)の付加などによって保険料は大きく変わってきます。また経営が健全で体力がある生保会社とそうでない生保会社では、同じ条件の定期保険を比較しても支払う保険料は変わってきます。 さて、これから加入を考えている方や見直しをご検討の方は、まず、まさかの時の家族(従業員)の現在の生活、会社の経営を維持するのに必要な保障額はいくらか考えてみて下さい。必要保障額は、家族構成や生活費(会社であれば借入金)など人によって異なるのは当然ですが、自分(会社)にとって必要な金額、必要な期間だけ契約すれば無駄な保険料の支出が省けます。また、現在加入している保険料の支払いがかなりの負担になっているという方は、特にご注意下さい。義理やつきあいで加入したケースには無駄な払込期間・保障額が多く見受けられます。 |
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浅海 道一氏 |
確定拠出型年金「401Kプラン」 | ||
401Kとは、アメリカの企業が実践している従業員退職給付金プランの1つです。従来の日本の企業年金が、景気や運用利回りの増減に関係なく一定の給付水準を保って支給される「確定給付型」に対して、401Kプランは、毎年の積立額だけを決めておき(確定拠出型)、将来の給付額には保証がなく退職までの期間の資産運用収益に応じて決まるという仕組みです。そして、この運用先は企業がいくつか用意した選択肢から従業員自身が決めます。従って将来の年金給付が多くなるのも少なくなるのも運用次第となり、まさに自己責任年金といえます。この401Kは従来の「確定給付型」が超低金利で年金基金が破綻するケースが多くなったため、俎上に上がってきました。掛金、運用益は非課税とし、受給時は公的年金控除を適用する政府・自民案が固まり、2000年秋導入予定となります。 | ![]() |
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参加者のみなさん |